飲食等
山梨県の山間部では米作りがむずかしく、蚕(かいこ)を飼って絹糸をとることで暮らしていました。蚕のえさとなる桑を作り、桑の収穫が終わったあとは、麦を栽培しました。収穫した麦をめんにして、季節の野菜といっしょにみそで煮こんで食べたのがほうとうです。戦国時代の武将、武田信玄が自分の刀で食材を切ったことから「宝刀(ほうとう)」と名付けられたという説もあります。
そばが日本に伝来したのは奈良時代以前と言われていますが、その食べ方は脱穀したそばの実をそのまま雑穀類に混ぜて煮たり、そば粉を練った"そばがき"の形態であり、細く切って"麺"(=そば切り) の形態で食べるようになったのは室町時代のころと言われております。そば切り発祥の地とされる根拠の一つとして、天野信景が書いた『塩尻』という随筆に、「蕎麦切りは甲州よりはじまる・・・」という記述があることが挙げられます。
塩山で養豚業を営む晦日さんが、体調が弱った子豚にワインを飲ませたところ、体力が戻り元気に成長したことから豚にワインを与える研究を重ね試行錯誤して作り出した豚肉です。ワインはワイン豚用として勝沼産のマンズワインの白ワインを与えることで、白ワインの殺菌効果で豚の体質が強くなり薬を投与しなくとも健康に成育する豚となったそうです。さらりとした脂身とワインのおかげで臭味のない香りの良い赤身が特徴です。