●ジャパンソサエティイベント(平成21・22年度)
英国の親日家・在英日本人などで組織された団体である『ジャパンソサエティ』。そのジャパンソサエティの会員様を対象としたワインパーティーを開催致しました。日本文化の研究や教育交流などの日本と英国間の関係を促進することが目的のこの団体に、世界的な和食ブームでもある昨今の現状から日本のワインにも興味を持ってもらい甲州ワインの販売促進の糸口にするために開催致しました。平成21年度は団体組織1年目の最初の海外プロモーションイベントとして予定出席者数を大幅に上回る約250名ほどの方々に出席して頂きました。翌22年度では当団体のコンサルタントでもあり、ワイン業界の世界的権威であるマスター・オブ・ワインの資格を持つリーン・シェリフ氏によるワインセミナーなども行いながら甲州の魅力をより深く知って頂きました。さらに就任直後の林景一駐英大使にもご出席頂きイベントを盛り上げて頂きました。
- 挨拶をする三澤茂計委員長
- スピーチをする田辺篤甲州市長
- 多くの会員の方々に出席頂きました
●在英日本商工会議所 賀詞交歓会(平成21年度)
新年の挨拶を交わす会として在英日本商工会議所の恒例行事となっている賀詞交歓会でワイン提供ブースを設置させて頂きました。ブースには来場者の多くの方に集まって頂き非常に充実したプロモーションを行うことが出来ました。さらに、このプロモーションを格式・伝統のある在英日本商工会議所で行えたことも非常に大きく、ワイン情報の発信地であるロンドンでの評価が如何にに重要であるか改めて確信した会でもありました。
- ワインを楽しむ来場者
- 多くの方々に出席頂きました
●トップワインジャーナリスト ワインテイスティング(平成21年度~平成23年度)
「甲州」と様々な料理との相性を提案する目的で開催したこのイベント。参加者として世界へワイン情報の発信力のあるワインジャーナリストやソムリエの中から厳選された総勢20名を招待し試飲会を開催致しました。平成21、22年度は日本料理との相性の良さを知ってもらうべくロンドンの日本料理店にて開催、平成23年度ではロンドンのフランス料理店『ハイビスカス』を会場としフランス料理との相性を確かめて頂きました。いずれの試飲会でも繊細で控えめながらしっかりとした個性を持つ「甲州」の魅力に興味を示して頂き高い評価をして頂きました。
- 挨拶をする三澤茂計委員長
- 試飲をするジャンシス・ロビンソン氏
- 試飲会を楽しむ出席者
●ビッグワインテイスティング(平成21年度~平成24年度)
現地プレス・レストラン関係者・小売店・卸店・現地輸入業者などワイン業界関係者を対象としたKOJの海外プロモーションの中でも核となるメインイベントで初年度から毎年開催を致しました。
1年目はロンドンの中心部にある美術館『イマジネーション・ギャラリー《ナショナル・ギャラリー》』を会場とし、参加したワイナリーがそれぞれのブースを構え、オリジナルのチラシを制作するなどしながら自社のワインのプロモーションを行いました。来場者はイベント開始時間である11時前からクロージングとなる17時まで途切れることなく続き、また現地メディアからの取材などもあり高い関心を得ることが出来ました。また会場内には産地をイメージさせる写真の掲示や山梨を紹介するDVDも上映し、「甲州」をより深く理解していただこうと様々な《施し・催し》を行いました。来場者からはワインの感想とともに「いつから、どこで購入できるのか」といった問い合わせも多く頂き、現地での流通業者などの決定が急務であると思われるほど好評なイベント開催となりました。
2年目では「甲州」がOIV(ブドウ・ワイン国際機構)にワイン用ブドウ品種として登録されたこともあり、現地輸入業者や飲食店関係者、ワインジャーナリストなど133名を数える来場者で大賑わいでの開催となった。来場者も真剣な表情で日本のワインを試飲し吟味している様子であり、ワイナリー側も代表者自らが通訳を介して自社ワインの説明PRに真剣に取り組んでいました。また、今回のイベントではEUのワイン業界関係者に少しでも「甲州」を理解してもらいたいことから、マスター・オブ・ワインであり世界的なワインジャーナリストとして活躍しているジャンシス・ロビンソン氏による「甲州マスタークラス」を開催。開講したセミナーでは、ヴィンテージの違いや醸造方法の違い、原料となる葡萄栽培の違いをはじめ、ワイン生産国としての日本、ワイン産地としての山梨、「甲州」という日本の固有品種の説明と共に9種類の甲州のテイスティングが行われました。
3年目では既にいくつかの製品が現地のワイン専門店で販売されているということもあり、「甲州」に興味を持つ輸入業者や飲食店関係者、ワインジャーナリストなど約150名を数える来場者で賑わいました。イベントで提供されたワインは参加した13ワイナリーがEU規格で醸造し、このイベントに合わせてボトリングしたもの。各ブースに立った代表者らは自ら自社ワインのPRを行いました。また既にいくつかのワイナリーは輸入業者が決定していることもあり、ブースには作り手とともに取引業者も一緒に立ち甲州ワインの売り込みを行いました。
4年目では会場を『イマジネーション・ギャラリー《ナショナル・ギャラリー》』から『ウエストベリーホテル』に移し開催。ワイン業界関係者約120名が来場し、イベントに合わせてEU規格で醸造しボトリングしたワインのPRを行いました。
- 試飲をするジャンシス・ロビンソン氏
- 来場者にワインを提供する今井裕久委員
- 多くの方々に参加して頂きました
●パリテイスティング(平成23年度)
KOJでは初めてとなるフランスでの試飲会は、パリにあるワインの審査機関『OIV(国際ブドウ・ワイン機構)』の本部で開催致しました。2010年6月には「甲州」が日本の葡萄ワインとして初めて認定され注目を集めたOIVですが、イベントには専門家・ジャーナリストなど約100名が参加して頂きました。世界的に和食が注目されている中、フランスでも「甲州ワイン」の持つ繊細な味わいを高く評価する声も多く、また現地マスコミ等にも多く取り上げて頂きました。
●パリ日本食イベント(平成23年度)
パリ日本文化会館にて行われた在仏日本大使館主催の日本酒&甲州ワインセミナーイベントに参加致しました。試飲会には8つの銘柄のワインを用意し、来場したレストラン関係者やソムリエなど約130人に試飲して頂きました。試飲会に先立ち着物姿の中央葡萄酒の三澤彩奈さんが「甲州葡萄」の歴史などを紹介し、イベントを盛り上げて頂きました。